[コマンドレット] Add-Computer

Add-Computer コマンドレットはローカルコンピューターをドメインやワークグループに追加するコマンドレットです。

このコマンドレットを実行するには、PowerShellを管理者として実行する必要があります。

管理者として実行しない場合には下図のようにエラーとなりますので注意してください。


ワークグループに参加する

ワークグループへ参加する場合の書式は

Add-Computer -WorkGroupName ワークグループ名

です。

例えば”MyGroup”というワークグループへ参加させる場合は

Add-Computer -WorkGroupName "MyGroup"

となります。

ワークグループへの参加が成功すると下図のようになります。

この例では”WIN7CLIENT1″というローカルコンピューターが”MyGroup”ワークグループへ参加になったことを示しており、再起動後に有効になります。


ドメインに参加する

ドメインへ参加する場合の書式は

Add-Computer -DomainName ドメイン名 -Credential アクセス許可を持つユーザーアカウント

です。

ドメインへ参加するわけですから、当然ドメインへ参加させることができる権限を持つユーザーアカウントが必要となります。

そこで、最初に Get-Credential コマンドレットを使用して、指定されたユーザー名とパスワードの資格情報オブジェクトを作成します。

Get-Credential コマンドレットを実行すると下図のように資格情報の入力ダイアログが表示されます。ここに、ドメインへ参加させることができる権限を持つユーザーとパスワードを入力します。

この例では取得した資格情報を $cred という変数に代入しています。

資格情報が作成できたので、ドメインへ参加させます。

入力するコマンド例は下記の通りです。

この例では、ローカルコンピューターを corp.contoso.com というドメインに参加させます。

Add-Computer -DomainName "corp.contoso.com" -Credential $cred

ドメインへの参加に成功すると下図のようにメッセージが表示されます。

この例では “WIN7CLIENT1″というローカルコンピューターが”corp.contoso.com”というドメインへ参加したことを示しており、再起動後に有効になります。

コメント

  1. […] ドメインに参加させる場合には以前紹介したAdd-Computerコマンドレットを使用できますので、そちらを参照ください。 […]

  2. […] [コマンドレット] Add-Computer […]

  3. […] [コマンドレット] Add-Computer […]

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