本記事の概要
PowerShell の実行ポリシーは、スクリプトやコマンドレットを実行する際に、実行可能なスクリプトの種類や場所を制限するための設定です
この記事では、実行ポリシーについて説明します。
PowerShell における実行ポリシー
PowerShellの実行ポリシーは、スクリプトやコマンドレットを実行する際に、実行可能なスクリプトの種類や場所を制限するための設定です。PowerShellでは、以下の5つの実行ポリシーが用意されています。
Restricted(制限)
スクリプトの実行を禁止します。このポリシーは、デフォルトで設定されています。
AllSigned(署名済みのみ実行)
スクリプトが署名されている場合のみ実行を許可します。
RemoteSigned(リモートで署名済みのみ実行)
ローカルで作成されたスクリプトは制限なしに実行されますが、リモートでダウンロードされたスクリプトは署名されている必要があります。
Unrestricted(制限なし)
スクリプトの実行に制限を設けません。このポリシーは、セキュリティ上のリスクがあるため、使用する際には注意が必要です。
Bypass(バイパス)
すべてのスクリプトの実行を許可します。このポリシーは、セキュリティ上のリスクがあるため、使用する際には十分に注意が必要です。
使用例
実行ポリシーは、PowerShellのセッションやスクリプトごとに設定できます。実行ポリシーを変更するには、PowerShellコンソールを管理者として実行し、以下のようにコマンドを実行します。
Set-ExecutionPolicy <ポリシー名>
例えば、Unrestrictedポリシーに変更する場合は、以下のようにコマンドを実行します。
Set-ExecutionPolicy Unrestricted
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