前回 PowerShell ISE の画面構成について紹介しました。
今回はさらに掘り下げて、コマンドペインの操作方法について説明します。
最初におさらいですが、コマンドペインは下記画面の赤枠で囲まれた場所になります。
このコマンドペインでは、「コマンド入力位置」にコマンドを入力して[Enter]キーを押すと、コマンドが実行されるエリアです。
このコマンドペインには、いくつかのボタンとコマンド入力ライン、カレントディレクトリを表示するエリアで構成されています。
それぞれについて説明します。
ツールーバー
コマンドペインの左側に表示されているのが、コマンドペイン専用のツールバーで、4つのボタンが配置されています。
切り取りボタン: コマンド入力ラインに入力されいるコマンド文字列を選択して切り取ることができます。切り取った文字列はクリップボードにコピーされます。
コピーボタン: コマンド入力ラインに入力されいるコマンド文字列を選択してコピーすることができます。コピーした文字列はクリップボードにコピーされます。
貼り付けボタン: クリップボードにコピーされている文字列をコマンド入力ラインのカーソル位置へ貼り付けます。
別ウィンドウでPowerShellを起動: PowerShellアイコンが表示されているこのボタを押すと別ウィンドウでPowerShellが起動します。
実行ボタンと停止ボタン
実行ボタン: コマンドペインの上部にある緑色の丸に右向きの三角があるボタンです。このボタンを押すとコマンド入力位置に入力されているコマンドを実行します。
停止ボタン: 実行ボタンの隣にある、丸の中に■があるボタンです。このボタンを押すと、現在実行中のコマンドを停止します。
コマンドペイン移動ボタン
コマンドペイン移動ボタン: コマンドペインの右上にある上向きの矢印ボタンです。このボタンを押すと、コマンドペインの上にあるペインとコマンドペインの位置が入れ替わります。入れ替わった後はこのボタンの矢印の向きは下となります。
ショートカットキー
Ctrl + C: コピー
Ctrl + X: 切り取り
Ctrl + V: 貼り付け
Ctrl + Z: アンドゥ
Ctrl + Y: リドゥ
Ctrl + Break: 実行中コマンドの停止
Ctrl + I: どこのペインにカーソルがある場合でも Ctrl + I を押すとコマンドペインにフォーカスが移ります。
コメント