PowerShell 7 には、if else を簡略化したような三項演算子が導入されました。
C# を使用したことがある場合には、おなじみの演算子です。
今回は、この三項演算子を使用する方法について説明します。
三項演算子
冒頭でも述べましたが、三項演算子とは if else を簡略化して書くことができるような演算子です。
構文は以下の通りです。
条件式 ? 真の場合 : 偽の場合
「?」の左側には条件式を書き、その右側には条件式が真の場合と偽の場合に実行する式を「:」の左右に記述します。
三項演算子の使用例
以下は 変数 $x が 3以上の場合は「OK」3未満の場合は「NG」を返します。
$x = 3 $x -ge 3 ? "OK" : "NG"
以下のようにすることで、三項演算子の結果を変数に代入することもできます。
$ans = $x -ge 3 ? "OK" : "NG"
if 文との使い分け
if 文 の場合は {} の中に複数行書くことが多いのですが、参考演算子の場合は「:」の左右に実行する式を書くために、シンプルに結果を得る場合に使用します。
最後にもう1つ例を示しておきます。
以下は 変数 $x が偶数か奇数かを返します。
$x % 2 -eq 0 ? "偶数" : "奇数"
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