この記事は以前、http://blog.hiros-dot.net/ で書いたものです。
PowerShellでの入力で楽をするために、以下のキー操作を覚えておくことをお勧めします。
キー | 説明 |
---|---|
右矢印/左矢印 | コマンドライン内のカーソルを左または右へ移動します |
[Ctrl]+左矢印/[Ctrl]+右矢印 | コマンドライン内のカーソルを1単語ずつ左または右へ移動します |
上矢印/下矢印 | いままでに入力したコマンド履歴を上または下へ移動します。 |
[Home] | カーソルをコマンドラインの先頭へ移動します |
[End] | カーソルをコマンドラインの最後尾へ移動します |
[Insert] | 文字の挿入モードと上書きモードを切り替えます |
[Delete] | カーソル位置の文字を削除します |
[Backspace] | カーソルの左側の文字を削除します |
F7 | コンソールウィンドウにコマンド履歴を表示します。ユーザーは上矢印または下矢印で履歴からコマンドを選択し、[Enter]で実行することができます |
[Tab] | コマンドを保管入力します。(このページのTab補完を参照) |
PowerShellでは、コマンドの一部を入力して[Tab]キーを押すと、コマンドを補完しようとします。
たとえばコマンドラインで "Add-" と入力して[Tab]キーを押すと
PS> Add-Content
もう一度押すと
PS> Add-History
のように、入力した文字に続く候補を[Tab]キーが押されるごとに表示します
このタブ保管はコマンドレットのパラメータにも有効です。(パラメータは後日説明したいと思います)
たとえば "Get-ChildItem -" までをコマンドラインで入力し[Tab]キーを押していくと、Get-ChildItemコマンドレットで使用可能なパラメータを表示させることが可能です。
さらに、メソッドやプロパティについてもTab保管機能は有効です。
ためしに次のように入力してみると
PS > $a = "abc" PS > $a.Len<TAB>
PowerShellは次のようにプロパティを保管します
PS > $a.Length
今回紹介したキー操作をぜひ覚えて、PowerShellでの入力を楽にしましょう。
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