本記事の概要
この記事では、Remove-Item コマンドレットを使用して、ディレクトリを削除する方法について説明します。
Remove-Item コマンドについての公式サイト情報はコチラを参照してください。
Remove-Item のエイリアス
Remove-Item はファイルやディレクトリを削除することができるコマンドレットです。
「rm」「rmd」のエイリアスがありますので、Remove-Item という長いコマンド名を入力せずに使用することができます。
ディレクトリ名を指定して削除するには?
ディレクトリ名を指定して削除するに、以下の構文を使用します。
Remove-Item 削除するディレクトリのパス
以下は、C:¥Work 配下にある A というディレクトリを削除する例ですが、ディレクトリ内にファイルやフォルダが存在する場合は、確認メッセージが表示されます。
PS > Remove-Item -Path C:\Work¥A 確認 C:\Work\A の項目には子があり、Recurse パラメーターが指定されていませんでした。続行した場合、項目と共にすべての子が削除されます。続行しますか? [Y] はい(Y) [A] すべて続行(A) [N] いいえ(N) [L] すべて無視(L) [S] 中断(S) [?] ヘルプ (既定値は "Y"):
この確認メッセージを表示せずに削除する場合は、-Recurse パラメータを指定します。
PS > Remove-Item -Path C:\Work¥A -Recurse
任意のディレクトリを除外して削除するには?
あるディレクトリは削除したいけど、あるディレクトリは削除したくないという場合があります。
このような場合は、-Exclude パラメータを使用してファイルを削除します。
Remove-Item * -Exclude 除外対象ディレクトリ名
非表示のディレクトリを削除するには?
非表示のディレクトリを削除するには、-Force パラメータを指定します。
以下は、C:¥Work にある読み取り専用の readonly というディレクトリを削除する例です。
PS > Remove-Item C:¥Work¥readonly -Force
-Force を指定しない場合は、以下のようにエラーになります。
PS C:\work> Remove-Item readonly Remove-Item : 項目 C:\work\readonly を削除できません: この操作を実行するために十分なアクセス権がありません。 発生場所 行:1 文字:1 + Remove-Item C:¥Work¥readonly + ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ + CategoryInfo : PermissionDenied: (C:\work\test2.txt:FileInfo) [Remove-Item], IOException + FullyQualifiedErrorId : RemoveFileSystemItemUnAuthorizedAccess,Microsoft.PowerShell.Commands.RemoveItemCommand
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