論理演算子(PowerShell 入門)

この記事は以前 http://blog.hiros-dot.net/ に書いたものです。

論理演算子は与えられた式を評価し1つの出力(TRUE or FALSE)を返します。

下記はPowerShellで使用可能な論理演算子です。

演算子 説明
-and 論理積
-or 論理和
-xor 排他的論理和
-not 論理否定
-band ビットごとの論理積
-bor ビットごとの論理和
-bxor ビットごとの排他的論理和
-bnot ビットごとの否定

いくつか例を示したいと思います。

-and 演算子

-and 演算子は、2 つの引数を評価し、両方の引数が真であるときのみ、True を返します。

たとえば

$a = (2 -gt 1) -and (5 -gt 2)

これは

「2は1より大きい且つ5は2より大きい」を$aに代入します。

この式は満たされるのでTrueとなります。

PS > $a = (2 -gt 1) -and (5 -gt 2)
PS > $a
True

-or 演算子

-or 演算子は、2 つの引数を評価し、どちらか一方または両方の引数が真であるときに、True を返します。

たとえば

$a = (2 -gt 1) -or (5 -gt 2)

これは

「2は1より大きい または 5は2より大きい」を$aに代入します。

この式は満たされるのでTrueとなります。

 

$a = (1 -gt 2) -or ( 2 -gt 5)

「1は2より大きい または 5は2より大きい」を$aに代入します。

この式は両方とも満たされないのでFalseとなります

PS > $a = (2 -gt 1) -or (5 -gt 2)
PS > $a
True
PS > $a = (1 -gt 2) -or (2 -gt 5)
PS > $a
False

-not演算子

-not演算子は、式が偽かどうかを評価します。つまり式がTrue の場合はFalseを、式がFalseの場合にはTrueを返します。

たとえば

$a = -not (2 -gt 1)

これは

2は1より大きい」の式が偽であるかを評価し$aに代入します。

の式は満たされる(真)のでFalseが代入されます。

PS > $a = -not (2 -gt 1)
PS > $a
False

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