[PowerShell 関数の基礎] 入力と出力を理解しよう

概要

PowerShellにおける関数とは、一連のコマンドやステートメントをまとめた再利用可能なブロックのことです。関数を使用することで、同じ手順を何度も繰り返すことを避け、プログラムの再利用性を高めることができます。この記事では、PowerShell関数の基礎として、関数の入力と出力について解説します。

構文

関数を定義するには、Functionキーワードを使用します。関数の名前、パラメータ、処理内容を定義することができます。関数内で処理された結果は、Returnキーワードを使用して呼び出し元に返されます。

Function 関数名
{
    param(
        $引数1,
        $引数2
    )

    処理内容

    Return 結果
}

使用例

以下の例では、引数を受け取り、計算を行い結果を返す関数を定義しています。関数内で計算が行われ、その結果がReturnキーワードによって呼び出し元に返されます。

Function Add-Numbers
{
    param(
        [int]$num1,
        [int]$num2
    )

    $result = $num1 + $num2

    Return $result
}

Add-Numbers -num1 5 -num2 3

このコードは、引数として$num1に5、$num2に3を渡し、Add-Numbers関数を呼び出します。関数内で渡された引数が加算され、$resultに代入されます。その後、$resultがReturnキーワードによって呼び出し元に返され、結果として8が出力されます。

このように、PowerShell関数はコードを再利用しやすくするための強力なツールであり、入力と出力を理解することは、効果的なプログラミングに必要不可欠なスキルです。