概要
PowerShellのExport-Csvは、PowerShellで処理したデータをCSV形式で出力するためのコマンドレットです。Export-Csvを使うことで、データを手軽にCSVファイルに保存することができます。
構文
Export-Csv [-Path] <string> [-Delimiter <string>] [-NoTypeInformation] [-Encoding <string>]
Export-Csvの主要なパラメータは以下の通りです。
- -Path: CSVファイルのパスを指定します。
- -Delimiter: CSVファイルの区切り文字を指定します。デフォルトは「,」です。
- -NoTypeInformation: CSVファイルに型情報を含めないようにします。
- -Encoding: CSVファイルの文字エンコーディングを指定します。デフォルトは「utf8」です。
Export-Csvの使用例
以下の例では、Get-Processコマンドレットで取得したプロセス情報をCSVファイルに出力します。
# プロセス情報を取得し、変数に格納 $processes = Get-Process プロセス情報をCSVファイルに出力 $processes | Export-Csv -Path C:\processes.csv -Delimiter ";" -NoTypeInformation -Encoding sjis
この例では、取得したプロセス情報を$processesという変数に格納し、それをExport-CsvでCSVファイルに出力しています。-Pathで出力先のファイルパスを指定し、-Delimiterで区切り文字を「;」に指定しています。-NoTypeInformationで型情報を出力しないようにしています。-Encodingで文字エンコーディングを「sjis」に指定しています。
コマンドレット Tips
これまでに公開したコマンドレット Tips はこちら。
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