概要
PowerShellのImport-CSVは、CSVファイルを読み込むためのコマンドレットです。CSVファイルは、テキスト形式のファイルで、カンマ区切りのデータを含みます。Import-CSVを使用すると、CSVファイルからデータを読み込んで、PowerShellの変数に保存することができます。
構文
Import-Csv [-Path] <String> [-Delimiter <Char>] [-Encoding <String>] [-Header <String[]>] [-UseCulture] [-Confirm] [-WhatIf] [<CommonParameters>]
パラメーター
- Path:読み込むCSVファイルのパスを指定します。
- Delimiter:CSVファイルの区切り文字を指定します。デフォルトはカンマです。
- Encoding:CSVファイルのエンコーディングを指定します。デフォルトはUTF-8です。
- Header:CSVファイルのヘッダーを指定します。
- UseCulture:システムのカルチャー情報を使用して、CSVファイルを読み込みます。
- Confirm:処理を続行する前に確認メッセージを表示します。
- WhatIf:処理のシミュレーションを行います。
使用例
例えば、以下のようなCSVファイルがあるとします。
Name,Age,Sex Alice,28,Female Bob,35,Male Charlie,43,Male Dave,51,Male Eve,22,Female
このファイルを読み込んで、その内容を表示するには、以下のコードを実行します。
$csvData = Import-Csv -Path "C:\data\sample.csv" $csvData
このようにすることで、CSVファイルのデータをPowerShellで扱うことができます。また、読み込んだデータに対して、Where-Objectを使って条件に合致するデータを取り出すこともできます。
コマンドレット Tips
これまでに公開したコマンドレット Tips はこちら。
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