概要
Out-Fileは、PowerShellで標準出力に表示された内容を指定したファイルに保存するコマンドです。ファイル形式は指定可能で、出力したいデータを整形して保存できます。例えば、PowerShellで取得した結果をテキストファイルとして保存したり、ログファイルとして出力したりする場合に使用されます。
構文
Out-Fileの構文は以下の通りです。
Out-File [-FilePath] [-InputObject ] [-Encoding ] [-Append] [-NoClobber] [-Force] [-NoNewline] [-Width ]
-FilePath：保存先のファイルパスを指定します。
-InputObject：出力するオブジェクトを指定します。省略する場合、パイプで渡された入力が使用されます。
-Encoding：ファイルの文字エンコーディングを指定します。デフォルトはUTF-8です。
-Append：既存のファイルに追記する場合に指定します。
-NoClobber：既存のファイルを上書きしないように指定します。
-Force：存在しないディレクトリを自動的に作成し、上書きする場合に指定します。
-NoNewline：ファイルに改行を挿入しないように指定します。
-Width：ファイルに出力する文字列の最大幅を指定します。
使用例
以下は、Out-Fileを使用して、PowerShellでコマンドを実行した結果をテキストファイルに保存する例です。
Get-ChildItem C:\Windows | Out-File -FilePath C:\temp\result.txt
上記の例では、C:\Windows以下のファイルとフォルダ一覧を取得し、その結果をC:\temp\result.txtに保存しています。ファイルが存在しない場合は、自動的に作成されます。また、-Appendオプションを使用することで、既存のファイルに追記することもできます。
Out-Fileコマンドを使用することで、PowerShellで取得したデータをファイルとして保存することができます。ログファイルや、後で確認したいデータを保存する場合には、便利なコマンドです。
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