Set-Alias コマンドレットを使用すると、コマンドレットや関数、スクリプト、実行可能ファイルなどにエイリアスを作成することが出来ます。
(「エイリアスって何?」と思われた方は前回の記事「[PowerShell 2.0 入門] エイリアスについて」を参照してください)
書式は
Set-Alias -Name エイリアス -Value コマンドレット(関数、実行可能ファイルなど)
です。
-Nameパラメータと-Valueパラメータを省略して
Set-Alias エイリアス コマンドレット(関数、実行可能ファイルなど)
と記述しても構いません。
早速ですが、Get-ChildItemコマンドレットにlistというエイリアスを付けてみましょう。
Set-Alias list Get-ChildItem
これで、次回から list と入力すると Get-ChildIem コマンドレットが動作するようになります。
今度は電卓アプリケーション(C:\Windows\System32\calc.exe)にdenというエイリアスを付けてみましょう。
Set-Alias den C:\Windows\System32\calc.exe
これで、次回から den と入力すると電卓アプリケーションが起動するようになります。
エイリアスを削除する方法についても学んでおきましょう。
エイリアスを削除するには Remove-Item コマンドレットを使用します。
書式は下記の通りです。
Remove-Item Alias:/エイリアス名
例えば、先ほど作成したdenというエイリアスを削除するには下記のように入力します。
Remove-Item Alias:/den
次回はエイリアスのインポートとエクスポートについて説明します。
お楽しみに。
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