[PowerShell 2.0 入門] エイリアスについて

PowerShell の多くのコマンドレットには別名を持っており、この別名を入力してもコマンドレットが機能するように設計されています。

この別名のことをエイリアスと呼びます。

たとえば Clear-Host という画面を消去する機能を持つコマンドレットは Cls というエイリアスがあります。

Cls と入力すると、PowerShell はClear-Host コマンドレットを実行します。

どんなエイリアスがあるのかを調には Get-Alias というコマンドレットを使用します。

Get-Alias

特定のコマンドレットのエイリアスを調べるには、

Get-Alias -definition コマンドレット名

という書式を使用します。

たとえば Get-Command のエイリアスを調べるには

Get-Alias -definition Get-Command

と入力します。

こんどはエイリアスからコマンドレット名を調べてみましょう。

Get-Alias エイリアス名

という書式を使用します。

たとえば、gcm というエイリアスのコマンドレットを調べてみましょう。

Get-Alias gcm

gcm のコマンドレットは Get-Command であるということがわかりますね。


おまけ
普段 Unix も使用されているという方は ls, pwd, diff などを試してみてください。

これらは PowerShell が持つコマンドレットで、Unix のコマンドと同等の機能を持つものにエイリアスが付けられたものです。

ls は Get-ChildItem、pwd は Get-Location、diff は Compare-Objectのエイリアスです。

コメント

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